2018.09.18
今回は落雷による被害への対策をご紹介します。
太陽光発電所で多く発生する故障被害の1つに「落雷」があります。
落雷は大きく「直撃雷」と「誘導雷」に分類されます。
■直撃雷
設備に直接落雷することを指します。
発生する電圧・電流が非常に大きく、電気機器の故障回避は大変困難です。
■誘導雷
周辺への落雷により、電線や通信線を伝って、大きな電圧・電流が発生することを指します。
この誘導雷の被害は、数キロ先からでも伝わることもあり、被害を受ける確率も直接雷に比べ高くなります。
この誘導雷が太陽光発電所へ進入する経路で最も多いのは、「通信線」「電力線」の2ヶ所が挙げられます。
弊社では共有部分の落雷被害の軽減策として、下記の対策を実施しています。
まず、通信線(遠隔監視用)に関しては、固定回線からモバイル回線に順次切り替えを行っており、物理的に外部の通信線に接続しない対策を取っています。
次に、電力線に関しては、各種機器の電源として必要ですので、物理的な隔離をすることはできません。
そのため、100Vの電源を引き込んでいる部分にSPD(避雷器)を設置し、施設内に異常電圧・異常電流が流れ込むことを抑制しています。
SPD(避雷器)は、一定値以上の過電圧が生じた場合に動作して、電流を地面に流し電圧を抑制し機器を保護します。
これらの対策を行うことにより、落雷発生時の被害を最小限に食い止める取り組みをしております。
■共有設備SPD(避雷器)設置済み発電所
えびのソーラーファーム
国東ソーラーファーム
国東Ⅱソーラーファーム
佐伯ソーラーファーム
延岡ソーラーファーム
延岡Ⅱソーラーファーム
都農ソーラーファーム
高鍋ソーラーファーム
高鍋Ⅱソーラーファーム
川南ソーラーファーム
新富ソーラーファーム
西都ソーラーファーム
西都Ⅱソーラーファーム
西都低圧発電所1
宮崎Ⅰソーラーファーム
宮崎Ⅱソーラーファーム
宮崎Ⅲソーラーファーム
宮崎Ⅳソーラーファーム
塩路ソーラーファーム
内海ソーラーファーム
小林ソーラーファーム
三股ソーラーファーム
庄内ソーラーファーム
上倉永低圧発電所
森永ソーラーファーム
嵐田ソーラーファーム
設置完了情報は随時お知らせいたします。
2018.09.18 メンテナンス