電気配線(ワイヤリング)設計の工夫や様々な施策
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当たり前のことを、しっかりと遵守すること。
発電量に直結する電気配線(ワイヤリング)設計にも抜かりはありません。
電気設計
電気配線設計(参考写真)
●太陽電池モジュール、パワーコンディショナー、集電箱、売電メーターを適切に配置。
機器を結ぶケーブルは、より高い発電量を実現できる長さとなっています。
●電気ケーブルの直射日光による劣化を防ぐために、保護部材として
JIS C 8411規格のPFD管(プラスチックフレキシブル二重管)を使用しています。
●機器の影による電圧降下を考慮し、電柱やパワーコンディショナー、集電盤を
最適な場所へ配置しています。
●電線は電気容量を考慮し、性能を最大限に発揮できるサイズを選定しています。
●電力の抑制を極力起こさせないために、
3相のパワーコンディショナー(一部除く)や適切なトランスを選定しています。
配線工事
配線工事(参考写真)
●電気ケーブルを架台に固定する際、架台の角に当たる部分はPFD管とパテで保護します。
●接続箱と電気ケーブルの接合部には、防水型コネクタ(FPK-16FH、FPK-36FH等)を採用。
雨水の侵入を防ぎます。
●モジュールボックスへの負荷を低減するため、ケーブルを結束しています。
絶縁工事(接地工事)
絶縁工事(参考写真)
●感電による事故を未然に防ぐため、電気事業法に適合したアース(接地)工事を行っています。
当たり前をきちんと遵守すること。それが、お客様の安心につながります。
●バローズでは、電気事業法に定められた数値でアース(接地)工事を行っています。
●それぞれの発電機器には、それに応じたブレーカーのアンペア数があり、ブレーカーに応じた電気ケーブルを選定してから施工に取りかかります。
また、電気ケーブルにも許容電流が設定されており、適合しないものを使用することは過電流による発火等、事故の原因ともなり得ます。
もちろん、これらは電気工事においては当たり前のことですが、バローズではこの当たり前のことに対しても、バローズエンジニアリングの技術者ひとりひとりが徹底的に遵守していま す。お客様の大切な資産である『ソーラーファーム』を守り、安心を生み出すためのバローズのこだわりです。
日本屈指の高日射量エリアへのシフトと電力抑制を起こさせない工夫の数々。
現在バローズでは、ソーラーファーム事業の建設主軸エリアを九州の宮崎県をはじめとした日本国内における日射量の高い地域へとシフトさせています。太陽光発電事業においての大きなネックは、冬期における発電量の低下です。もちろんそれをカバーするために、低照度特性に優れたヨーロッパ製の太陽電池モジュールを使用していますが、冬期において総体的に発電量が低下するという事実は否めません。そのリスクを回避するための施策が宮崎県をはじめとした建設地域のシフトなのです。実際、宮崎ソーラーファーム(販売済/稼働中)においては、冬期において予測を大幅に上回った発電量を記録しています。さらにバローズでは、お客様の資産であるソーラーファームの価値を最大化させるために、電力の出力抑制を防ぐいくつかの施策を施しています。
引き込み柱の電影と太陽電池モジュールの配置、そして、電気配線(ワイヤリング)の緊密な関係。
施工例
宮崎ソーラーファーム(販売済/稼働中)の場合